こたなのだ

スコティッシュフォールド 小太郎の日記。

名探偵こたロック・ホームズ「踊る人形」中篇

(「踊る人形」前篇のあらすじ)
その日もいつもと同じように開店休業中の名探偵こたロック・ホームズは回転座椅子にて瞑想に耽っていた。
私を驚かせる(からかう)べく、目を覚ました彼が取りだしたのは奇妙な人形達が踊る絵だった。


(jam)ホームズ、もう一度さっきの絵を見せてもらっていいかな?」

「喜ばしい。キミもこの絵の謎を解いてみる気になったのだね」

(jam)またガワラー婦人が事件に巻き込まれている可能性もあるしね」


 
(jam)ダメだ!どうしても楽しく踊っている絵にしか見えない」

「やれやれ、キミはいったい何年私の助手を自称しているんだね?」

(jam)そもそも僕はキミの助手ではないし、こんな絵に意味があるとも思えない。
キミにはこの絵の謎が解けるのかい?」

「人間が作り出したものを人間が解けないわけがない(`・ω・´)キリッ


ホームズは、しばらくの間この奇怪な図に覆いかぶさるようにしていた。
やおら傍らのパソコンで何かを検索し始め、そして突然、驚きと絶望の叫び
をあげてぱっと立ち上がった。

「もっと早めに手をうつべきだった!」


(jam)どういう事だ?説明してくれないか」

ホームズは踊る人形の絵の下に字を書込み、私に投げてよこした


 
「この絵に描かれた人形の数は13体・・・この数字が暗示している」

不安にさいなまれた顔で、ホームズは説明をはじめた

「いったんこれらの記号が文字を表していると気付き、
そして全ての種類の暗号文を解読する手がかりとなる原則を適用すれば、解決は極めて容易だった。
この中に同じ絵柄は2種類、左から1番目と11番目、そして6番目と8番目。
注目すべきは1番目だ」



「出現頻度が高く、文章の先頭にくるアルファベットといえば?」

(jam) " I "アイだ!」

「ご名答!そしてここからが本当に大変だった。次に注目したのは13番目の絵。
どうだいワトスン君?この絵は炎に見えないかい?」


 
(jam)FIRE!つまり""エフ!」

「キミはなかなか優秀な生徒だ。そして4番目の絵文字は笑顔を強調している」

(jam)SMILE!の""エス!」

「惜しい、この場合は強調の意味のSOのエスだ。
ここまで解いたところで私は気付いたのだ。
これらはツイッターでよく使われる略語であると。
そして私がスラング辞典を検索しながら完成させた略語の文章が」


I L U S M B R B N D I A F


(ナレーション)
生まれも育ちも由緒正しい、私の頭は完全に混乱してしまっていた。
ツイッターフェイスブックはおろかギャル語にも縁のない私に略語などわかるはずもなかったからだ。
だが、いつになく急くようになぞ解きを披露するホームズの様子から、
事態がひっ迫している事だけは十分に伝わってきたのだった・・・(((;゜Д゜)))
ホームズの完成させた略語の意味するものとは?そこに浮かび上がる恐怖の文章とは?
まだ終わらないのか?という声が聞こえつつも(後篇へつづく)

名探偵こたロック・ホームズ「踊る人形」前篇の詳細はこちら⇒:「踊る人形」前編

☆いつも見てくださってありがとうございまつ
(・ω・)シ

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