夏への扉
(ガワラ)こたさーん、とてもいい天気だよー♪
ガワラが嬉しそうに原っぱに立ち、樹々を揺らす風を招いていまつ
ボクは杜のこかげから、風にそよぐ緑のじゅうたんへと一歩を踏みだしまつ
真昼の陽射し、ボクにはとても眩しいけれど
心地よい風におヒゲを揺らしながら空を見るのが好き
蒼色に染まった空を見上げてみます
ボクはふと思う
ボクの見ているこの青は、キミが見ている青と同じ色なのかな?
もしキミがボクの目を通してこの空を見る事ができるのならば
そこにはボクが見ている青と同じ色が見えているのかな?
ボクが見ている青は、キミとっては赤色に見えているのかもしれないね
でもね・・・
ボクは青い空を見ると少しドキドキして
少し元気になって
そして少しだけ胸いっぱい空気を吸い込みたくなるんだ
キミもそうなんじゃないかな?
もし、そうならば
たとえボクの目を通して見ている青がキミにとっての赤色だとしても
ボクの見ている青とキミの見ている青は、同じ青なんだよ
(jam)なあんて事を考えてるのかな・・・
(ガワラ)えっ・・・案外そうかもしれないですねぇ
青い空を見る、金色のボクの瞳